農産物紹介
長芋
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美幌町では自然の特性を十分に生かし良質な長芋栽培が行われています。四季がはっきりと分かれていることで夏には太陽の光を存分に浴び養分を十分に蓄えます。収穫を迎える秋までには熟成されほどよい粘りと豊かな香り、また食味の良い長芋となります。
長芋が収穫されるまで
4月になると長芋栽培の準備が開始されます。前年に収穫された種芋を100g程に切り分け、切口を消石灰で処理し後、10日間程かけてキュアリング(コルク化)をします。
キュアリングされた種芋はさらに10日間ほどの時間を掛けて芽出しを行います。
5月に入ると深く耕された畑に種芋を植え付け、ポールを立てネットを張ります。ネットには伸びた蔓が巻き付き多くの葉が茂ります。光合成を行い根に養分を十分に蓄え長芋は生育していきます。
11月初旬になると葉は紅葉を始め、蔓を切り離す時期となります。1週間ほど熟成期間をとり収穫が開始されます。収穫は長芋が折れてしまわないように土を機械で除け、一つ一つ手で取り上げられます。収穫される長芋は800g程で、大きい物で1.2kg程になります。
収穫された長芋はコンテナ詰められ、随時選別所に運ばれます。選別は11月下旬から12月中旬頃まで行われます。
ながいも選別について
ガンク調整
収穫されコンテナに詰められた長芋を一本ずつ切口(首)部の太さを均一に切り揃えブラシ洗浄機に投入します。
ブラシ洗浄
回転ブラシと水で表面の土を洗い流します。
等級振り分け
洗浄された長芋を一本ずつ丁寧に品質確認し、等級・規格分けをします。
箱詰め・梱包
規格ごとに10kgずつ箱に詰めオガクズを入れ梱包します。オガクズを入れることで長芋の鮮度を保ち、空気に触れないことで長芋の表面が変色しないよう防いでいます。
出荷
選別された長芋は地元北見管内を含む道内をはじめ、道外では中部・関西地方へ出荷されます。