ブックタイトルJAびほろ広報 グリーンタイム 2017年12月号(No.622)
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JA美幌の広報誌 グリーンタイムを紹介します。
JAびほろ専務理事清野俊介平成二十九年を振り返って寒暖の変化についていけない組合員の皆様方には一年間の営農活動ご苦労さまでした。今年を振り返りますと、春は順調な雪解けでしたが、六月の低温から一転して七月には十日も続く異常高温、また八月には寒いほどの低温そして干ばつと、変化の激しさに人も作物も翻弄された年になりました。しかしアメダスの記録を見ますと、十月までの積算気温、降水量、日照時間は平年を少し上回る値となっています。穏やかな気象経過であればきっといい年になったのかと考えてしまうところです。多くの作物が期待はずれ小麦は異常な高温により登熟期間が短く昨年よりも減収になり、春まき小麦の刈取り時期には、低温の中での降雨で穂発芽が多く発生しました。製品反収「きたほなみ」で八・一俵(前年九・〇俵)「ゆめちから」二等の調整になり八・九俵(前年八・八俵)でした。「春よ恋」は二等調整で歩留まりが悪く製品反収三・六俵(前年五・八表)になり、昨年より大幅な減収となりました。発生原因のはっきりしない、小麦なまぐさ黒穂病の発生は今年もなく、今後も蔓延防止対策にしっかり取り組みが必要です。作物全般に、大きな気温の変化や干ばつの影響などで、外観で見えるより収量がなく期待外れとなりました。馬鈴薯は小玉傾向で、コナフブキで反収五三・九俵ライマン二一・九%程で大変残念な結果になりました。またビートの収量は平均六・二トン程、糖分は一六・九%と、平年作を確保できそうですがオホーツクでも少し涼しい地域との差が広がっています。豆類では、大豆は登熟が早まり減収、大正金時は遅れて増収になるなど収穫時期が逆になる所もありました。野菜類では、人参は選果場の増設をしての取り扱い増となりましたが、価格が低迷し残念な結果となりました。玉葱も豊作になりましたが、野菜類全般的な価格低迷の中にあり、馬鈴薯とともに今後の価格上昇を期待したいところです。畜産は引き続き好調ですが、黒毛和牛素牛価格は枝肉価格の値下がりがあり、少し下降ぎみになってきています。酪農は乳価の値上げがあり、初妊牛の高価格が続いています。日EU・EPACPTPP交渉成立トランプ大統領による米国のTPPからの離脱によってTPPが漂流するかと思っていましたが、日EU・EPA交渉がまとまり、さらに米国抜きでのCPTPPが合意されてしまいました。国内の影響などはっきりしないことが多い中、目先の関連対策で押し切ろうとの姿勢ばかりが感じられます。また、何のためなのか解らないまま、十月には突然の解散総選挙がありました。農業の問題はほとんど取り上げられず、選挙の争点にならないような話ばかりが目立ち、もっと幅の広い議論が必要だと感じます。国内農業の発展のために国内外での消費拡大と、安定した強い農業づくり政策をしてもらいたいところです。第八次振興計画の策定農業情勢の変化の中、来年からの五か年間JAびほろの目指すべき姿、取り組む目標などの策定をすべく、第八次の振興計画が検討されています。AIやICT、自動操舵やドローンなど新たな技術や考え方がどんどん農業の分野に入ってきました。またGAPなど生産物だけでなく作る過程まで問われる時代になりました。人手不足も深刻さが増してきています。役立つものは乗り遅れることなく経営安定のために取り込んでいけたらと思います。今年はあまりいい結果になりませんでしたが、組合員の皆様が、ご家族ともども健やかに新しい年を迎えられますことと、来年が豊作で充実した一年になるようご祈念いたします。2今月の運勢【牡羊座】3/21~4/19【全体運】行動力が高まり、アクティブに動き回れそう。やりたいことには積極的に挑戦を。ネットでの情報収集も幸運。【健康運】疲れをため込みがち。適度な休息が必要。【幸運を呼ぶ食べ物】水菜